社会保険労務士資格の取得方法に関する調査-社労士開業物語Vol2

前回、大学卒業前に社労士を志すことを誓った 私ですが、工学部出身のため法律などまったく知りません。

一度たりとも勉強した記憶はないです。

その私が、一体どうやって勉強して社会保険労務士の資格を取得したかを掲載していきます。

>資格の勉強をしてる人や今後、資格取得を目指す人に少しでも参考になれば私も嬉しいです。

ただ、全てを書くとそれだけで一冊の本が出来るほど長くなりそうなので、ある程度簡略化し、かつ何回かに分けて掲載させていただきたいと思います。

今回は第一回目です(本音は、今夜一回で書ききるのはツライだけです・・・許してください)

話は、2000年2月の大学卒業前に戻ります

1.資格勉強のための事前調査

社労士を知ったのも数日前ですから完全に0からのスタートでした。

まずは、孫子の兵法どおり「敵を知り己を知ろう」と思いました。

ちなみに己を知るのは簡単でした。

「法律知識0」これだけです(笑)。

次に、「敵を知るため」に社労士試験の事を詳しく調べてみました。

・受験資格
→ 有。
なぜ、学歴が関係あるのか疑問はありましたが学歴、単位取得数ともにクリア

・合格率
→ 7%程度(当時)。
正直言いますとこの時は高いのか低いのか検討がつきませんでした。
格闘技のように1対1の試合でもなく横の受験者に勝つのが目的では無い事が分かれば十分でした。
要は自分との戦いです。
私の今の考えだと、社労士試験は合格率は関係ありません。
行政書士や社会保険労務士、税理士などは国家資格であり確かに合格率は低いですが、問題は受験者の質です。
実情は興味本位から受けてみようと思う人が殆どですから。
また、非常に優秀な人は上位資格である弁護士(司法試験)や司法書士、公認会計士を受験してます。
たとえば同じ3%の合格率でも「行政書士」と「弁護士(司法試験)」どちらがより競争が激しいでしょうか?
受験者の質という観点からだと「行政書士」の方が難しいという人はいないでしょう。
行政書士のレベルが低いと言ってるわけではありません。
社労士でも同じですが、要は合格率というのは受験者の質が同じ時に初めて比較できるので一概に合格率が高いからこっちは簡単とか、低いから難しいと考えるのは統計的に誤りです。

・試験科目
→ 10科目
(労働基準法、労働安全衛生法、雇用保険法、労働者災害補償保険法、労働保険の保険料の徴収等に関する法律、健康保険法、国民年金法、厚生年金保険法、労働保険に関する一般常識、社会保険に関する一般常識)
はっきり言ってどれも言葉の意味すら分かりませんしイメージも沸きませんでした。

・合格者の平均勉強時間
→年間700~1000時間。
1年で合格するとしたら1日3時間以上勉強が必要。
最初は、卒業し仮面サラリーマンのエンジニアとして働きながら勉強しようと思いましたが、性格上、仕事に手を抜かないのは学生時代のアルバイトで分かってましたし、飲みの付き合いなどを断ることもできないのも分かってました。
また友人も比較的すぐに出来る方ですから、入社後に週末や休日などきっと色々と誘いがあるはず。
だから一度入社してしまうと一生合格することは無いだろうと予想しました。
結果、就職浪人を決意。

上記の考えで私は就職浪人を選択しましたので、働きながら資格を取得したかたを見ると今でも本当に尊敬します。
私のように勉強だけをしてる人に比べて働きながらだと更に努力が必要ですから。

・試験要項
→年1回8月下旬。
これが一番衝撃を受けました。
あと、6ヶ月しかないじゃないですか!
しかも福岡の実家に帰り、就職浪人をするため肩身も狭く、親の心情、経済的な問題を考えると1回で合格するしかなかったのです。
180日間で社会保険労務士の法律全てを学ぶ・・・効率が重要だなと実感しました。

勉強内容を考える

上記内容をもとにどのように勉強しようか考えました。

今までの人生で勉強の方法など考えたことは無かったので、初めての経験でしたが大変ためになりました。

今後、勉強する時は同じ方法を用いようと思ってます。

次回は「2.私が選んだ勉強方法」について掲載いたします。

続く

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