私の人生は遡ること6年前の大学4年(西暦2000年)の卒業時から始まったと言っても過言ではありません。
高校2年の進路選択時、基本が分かれば応用がきく数学が得意で、暗記ものが苦手という理由だけで理系に進路を決めました。
大学も工学部電気情報工学科に進学し、自分には当然エンジニアとしての道しかないという思いで就職活動をおこない、卒業後はエンジニアとして就職が決まってました。
しかし、卒業前になり、あることがきっかけで今までの人生と180度違う道を選ぶ事になったのです。
大学時代は、様々な人生経験が学べるという理由から部活動(アーチェーリー)に力を注いでいたため大学の成績は決して良いものではありませんでした。
いや、むしろ悪い方です。
大学にもっと通いたくて(笑)1年留年したくらいですから(笑)
このまま卒業して大した知識も無いままエンジニアとして働いても先が見えてるというのが当時の私の悩みでした。
(どう考えても自業自得ですが)
就職氷河期で同じような悩みをもつ学生も同年代に多くそのような時は、大学院に進学し専門性を高めるというのが通常の選択肢なんでしょうが、工学にそれほど興味が無い私が2年間大学院に行っても時間の無駄のように思え、「どうしたものか・・」と言った感じでした。
就職先も決まっていながら、卒業前に初めて自分の進路を考えるというどうしようも無い学生でした。
そんな時、成績の悪い同じような境遇の同級生でもある酒井くんが「俺は税理士の勉強をするから就職しない」と研究室で発言してたのを耳にし、「え?税理士ってなに?」と尋ねたのが全ての始まりです。
就職の事も進路の事もちゃんと考えてなく、ただ大企業で働ければいいという考えしか持っていなかった当時の私は、「税理士」という職業・言葉を知りませんでした。
理系だからエンジニアしか道は無いという考えしかない視野の狭かった私は「資格を身につけ手に職を持つ」というまったく新しい選択肢を同級生から見せられ、文字通り目から鱗が落ちました。
酒井くんには今でも本当に感謝してます。
本当にエンジニアなのか?
という疑問を解決するために、資格の本を読みあさり、あらゆる職業を調べ、自分が本当に何をしたいのかを真剣に考えました。(ちなみにこれって普通は就職活動前にするものです(笑))
社会保険労務士との出会い
卒業間近に大学時代のアルバイトや部活での経験などをもとに自己分析をし、私が最もやりがいを持てる分野に関する資格を見つけました。
それが社会保険労務士です。
1年留年をして卒業目前の23歳の春、ついに私の人生の進路が決まったのです。
そして同時に誓った事があります。
※このブログは20代の私が、採用分野をメイン業務とする社会保険労務士として、独立開業をする準備段階(2006年11月の今です)と、開業後、成功する(ように努力します!!)までを現在進行形で追ったものです。
今後、起業を考えてるかたや、資格をもとに独立を考えてるかたの参考になるものが、ひょっとすると出てくるかもしれません、もしくはまったく出ないかもしれません(笑)が温かく見守ってください
続く