ベネッセホールディングスの2000万件という最大級の顧客情報流出がニュースになりました。
この流出した個人情報は尋常じゃない量です。日本最大規模です。子供の生年月日や家族構成などがもれたそうで、協力業者に盗まれたとは言え、ベネッセの企業責任が一番重い。当然ながら、中国企業も入手したでしょうね。
そして、さらに追加で衝撃ニュース。今度はジャストシステムです。
通信教育大手ベネッセコーポレーションの大規模な顧客情報漏えい問題で、通信教育事業を手掛けるIT事業者のジャストシステム(徳島市)が、漏れたとみられる名簿を東京都福生市の名簿業者「文献社」から購入し、ダイレクトメール(DM)を発送していたことが10日、分かった。
http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014071001000832.html
まじですか。。。
ジャストシステムの【ATOK】を文書の仕事をしている以上、プロとして当たり前でウチは使ってるんですけどね。
もし知っていたのであれば、「流出リストを購入して使う」っていう企業姿勢の会社の製品を使いたくはないなと思います。ATOK良かったのですが、個人情報を扱う企業としてあるまじき行為ですから、Google日本語入力に変えるしかないかな。。。ため息ですよほんと。
ジャストシステムの株価もストップ安。ホームページも繋がりません。苦情電話はたぶん、鳴り止まないでしょう。
最近はほんと正しくビジネスをしないと、情報の伝達スピードが異常ですから、すぐにこうなりますね。(ワタミとかね)
ただ、、、確かに結果としては、ジャストシステムがリストを使ったという問題でもあるのですが、入手ルートを知らなかった可能性もあり一番の問題は、ジャストシステムが購入した、 東京都福生市の名簿業者「文献社」 なんですけどね。
調べてみたら同名の岐阜の会社のHPが繋がりづらい。とばっちりですね。
となれば、
どうやってジャストシステムは文献社と繋がったのか?(追記参照)
ってことになりますね。
とりあえず、これで個人情報保護などの信用性がなくなったので、ATOKなどジャストシステム関連のソフト関連の売上が激減でしょうね。
Googleやマイクロソフトと戦っていた日本企業だから応援したかったのに。残念です。
皆さんも、目先の売上のために、汚い方法で入手したリストなんて使わないようにしましょうね。ほんと会社潰れますから。
「リストを買う」という事は本当に危険です。
メールアドレスを買って送信するとかいうのも同様に、一瞬の売上増があっても、クレームによって企業価値を下げるのに、いまだに特定電子メール(広告メール)が法人企業からよく来ます。バカだなこの会社って思います。
追記
かなり絞って検索したら出てきました。文献社。検索エンジン逆SEOで見つけづらくしてるのかな??
業種:ダイレクトマーケティングに関する企画立案
ダイレクトマーケティングに関わる一切の業務
ああ。。子供関連のリストマーケティングコンサル業者。
ジャストシステムが多分、知らずに依頼したってことですかね?
しかし、リストの収拾方法がベネッセ内部にもぐりこませるなど不正競争防止法であげられそうな事をしたリストを利用するとは、、、こちらの会社も場合によっては責任問題でしょうが、ジャストシステムほど叩かれてないのがおかしい。
ジャストシステムは何も知らなかったんだろうなと個人的に思います。
この文献社(東京都福生市)がベネッセリストをどうやって入手したのかがこの問題のキモでしょうね。
ジャストシステム以外も間違いなく、ここのリストを使ってDM打っているわけで、ジャストシステムのみを叩くのはちょっと違うと思ってきました。
http://www.bunken-sha.com/service/index.html#acquisition
文献社も被害者であれば、ずっと追っていけば警察も犯人にたどり着くのでしょうが、、、どうなることやら。ちなみに、一番の責任は顧客情報を流出させたベネッセであるのは間違いない。
ジャストシステムを叩くのはどうかなって思う。
追記2
文献社がどこから買ったか、口を割ったそうです。
文献社に販売した東京都武蔵野市の「パン・ワールド」も「別の業者から買った」と説明した。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/07/10/kiji/K20140710008538430.html
ただ、パン・ワールドはどこから入手したか「言えない」と言っているそうで、自社を守るためなら、普通は「どの会社から買ったか」を言います。つまり、、、そういうことですかね?